2011/11/21

空を纏う



”モスリン”ということばは聞き慣れない方が多いのではないでしょうか。むかし日常の着物はモスリンと呼ばれるウールの織物で作られとても身近な存在でした。今では手に取ることが少なくなったモスリンが、Töölö では色鮮やかなスカーフとして蘇っています。メリノウールのふわりとした質感を残しつつ、光沢のある滑らかな触り心地。手染めされた色彩はだんだんと空が赤く染まってゆく朝焼け、うっすらと空に浮かぶ虹ような心地よい風景を想い起こさせます。新たないのちが吹き込まれたモスリンは、装いにそっと彩りを添えます。

Töölö