2011/06/14

陽の光と麦わら



梅雨入りしてからも、たまに顔をのぞかせる太陽。「あなたの出番はまだなんだから」と少々不満げな雲に押されながらも、春には無かった光の強さに夏を感じます。陽射しが強くなるにつれて、見かけるようになった日傘を差す方や帽子を被られた方。季節的な小物だからこそ、皆さんこだわりを持って使われているなと思います。

その中で特に注目して見てしまうのが麦わら帽子。麦わら帽子はなんだか不思議です。少し前までは子供っぽいと思っていたのに、いつの間にか大人らしくて、華やかなイメージを抱くようになりました。それは自分が少しだけ歳を重ねた事、そしてひとつひとつをしっかり丁寧に編み上げた麦わら帽子に出合えたからでしょうか。今では麦わらの帽子を被られている方が素敵だなと思います。

風にゆれるワンピースと涼しげな足元。そして頭にはつばの大きな、シンプルだけどこだわりを持って選んだ帽子。降り注ぐ陽の光に目を細めながら、そんな姿を思い浮かべたのでした。

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