2010/11/08

自分だけの一枚














11月になって空気が徐々に冬のものへと変わりつつあるここ最近。
そろそろ冬のアウターが気になる頃です。
軽くて羽織りやすいものをお探しの方、中に着込まなくてよい厚手の
ものをお探しの方などお客様によって本当に様々で、それらひとつ
ひとつを聞けるのがとても楽しいです。

そんなことを考えているからか、ある友人が冬になると決まって引っ
張りだしてくる厚手で丈夫なジャケットのことを思い出しました。
それを毎日着る上に、扱いも乱雑なのですっかり色の薄れてしまった
ジャケット。

しかしながら彼がジャケットを何気なく手に持つ姿、袖を通す動作、脱
いでは無造作に放り投げる仕草はどれもが様になっていて、まるで映
画のワンシーンのよう。色あせたジャケットが、彼が持つとなぜか素直
にかっこいいと思ってしまいます。乱雑な扱いなのはほめられたことで
はありませんが、彼なりに愛着を持ってそのジャケットを着ているので
しょう。まさに彼だけの一枚といえます。

「自分だけの一枚」

皆様にもそんな一枚に出会えるように、hausでお手伝いできればと 思
います。

haus