３月１１日に起きた東北地方・関東大震災によって、東日本広域において多くの方が犠牲となり、甚大なる被害をもたらしました。
地震後しばらく東京にいて、この状況で洋品を販売するのが不謹慎とも言われましたが、私たちが悲しんだり店を自粛して休んだりしても被災者には何の役にもたちませんし、何も始まりません。この時に東京は被災地ではなく、被災地を支える拠点にならなくてはと思いました。ましてや神戸も。
神戸は震災後もほとんど変わることなく経済もまわっていますし、有り余るほどの人手も時間もライフラインも笑顔もあります。日々生活に大切な日用品や食料品などの救援物資を送るルートの確保がとても困難な状況の中、まずは大震災の翌日から全店で始めた義援金募金もたくさんのお客様から温かなお気持ちをいただいております。
１６年前の阪神大震災の年に会社を設立し、これまでの１６年間に関東や東北地方のお客様にも支えられ、育てられ現在こうしていられていると心から感じております。
私たち「屋根のない商店街」はただ待つのではなく動き出します。私たちが考える私たちのやり方で被災地の方々への義援金を集めるスピードを速めます。
会社のポリシーである「自分達で作り、探し、伝える」の中で、社員全員に声をかけ休日返上で手を貸してもらい、１０００個のブレスレットを製作します。
私たちはテレビに映し出されるその悲しい光景に心を痛めるだけでなく、これから立ち上がっていく人や街の力に少しでも役に立てるように被災地へ向けてスタッフ一同、一日でも早い復興を願い、赤いリボンに祈りを込めました。
「 TIE ALL HEART 」プレートには、「心をつなごう」というメッセージが打ち込み刻まれています。
４月１日「屋根のない商店街」東京のハオス＆テラスと、神戸のハオス・ダンタン・トーロの全店舗とウェブマガジン「テイスト＆タッチ」で「 TIE ALL HEART 」 〜心をつなごう〜のリボンブレスレットを一斉に販売させていただき、すべての収益を義援金として指定機関を通じて募金させていただきます。
皆様の温かい心が、東北地方・関東地方の被災地の方々としっかりと結びつき、いまだに避難を余儀なくされている方々や、一日でも早い被災地の復興のために活用されますように。
有限会社デフカンパニー
代表取締役 金子修一